柱の元末(もとすえ)を知ろう/右京区のリフォーム・リノベーション「高正工務店」です

query_builder 2023/12/07
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みなさん、こんにちは。右京区の二世帯・多世帯住宅リノベーション専門店「たかしょう」の代表の高橋です。


今日は木(柱など)についてお話ししてみます。


◻︎木の元末(もとすえ)の見分け方

木の元末ってそもそもなんのことかほとんどの方はわからないと思います。簡単にいうと木の根本、上か下かということです。元口、末口、と言ったりします。

これ、実は見分け方を知らないと案外分からないのが元末です。

プレカットと呼ばれる自動で柱が造られる機械での材料を見ていると、たまに元末逆の柱を目にすることがあります。こんな時、何を見て元末を判断したら良いのでしょうか。
当然、原木の状態ならわかるのですが。柱という製品になるとわかりにくいのが木の元末。


板材になっている場合は木口(こぐち・木の断面のこと)を見て、年輪の幅が広かったり、赤身の部分が多い場合は『元口』。

年輪の幅が狭かったり、赤みの部分が少ない場合は『末口』です。

その他では、節を見るとわかる場合があります。節の中心部分がどちらにズレているかで見分けられます節の中心部分が上にズレている方が『末口』と判断できます。





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ところで、なかなか難しい、元口、末口。

『元口』は、木が立っている根本の方。

『末口』は、木が立っている上側の方。




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鉋(かんな)をかける方向も決まってきます。

末から元に。また今日は紹介していない木表、木裏、順目、逆目なども判断しなければなりません。意外と奥が深いんです。