「木」は生きているのか/右京区のリフォーム・リノベーションなら高正工務店へ
みなさん、こんにちは。右京区の二世帯・多世帯住宅リノベーション専門店「たかしょう」の代表の高橋です。
今回ご紹介するのが結構大切なお話し。リフォーム、リノベーションにおいて当たり前のように「木」を使うのですが、果たして『木は生きているのか?』というお題です。 住宅会社さんは「木は生きています」と言うことがあります。これって本当に生きているのか?って疑った事はありますか。
生物学的に言えば製品として乾燥した木は死んでいます。「木は呼吸するので生きています」と言われますがなぜこんなことを言うのでしょうか。実はあるものが死んでいないのです。
次は山に生えている樹木は生きているのか。答えはノーです。 驚かれるかもしれませんが、樹木の「樹幹」と呼ばれる部分はかなりの割合で死んでいるのです。1本の木(樹木)があったとします。このうち生きている部分はどこか。 葉は光合成に欠かせない部分なので生きています。 根も土壌内から水と栄養分を吸い上げる為に必要な部分なので、やっぱり生きていると言えます。 では樹幹はどうかと言えば、ほぼ死んでいると言われています。これはあくまでも生物学的な見解なのですが、形成層が外側に分裂して創り出す樹皮のうち、内樹皮は生きていますが外樹皮は死んでいます。これは核やミトコンドリアと言った細胞の内容物が消失しているのが理由です。話が難しくなってきたのでここぐらいまでにしておきます。
言いたかったことは、住まいづくりで当たり前のように木材を使うのですが、上記のようなことを知っていないと、木材を適材適所で使えなかったり、長持ちさせたい部分に短い寿命の木材を使用したりしてしまうのです。
住宅会社さんの見極めに「木について色々教えてください」と聞くのもいいかもしれませんね。
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